2011年12月26日月曜日

年末感

シャワー水漏れがなおって早1週間。
無事湯船にもつかれるようになり、
毎日氷点下の大連ですが、快適に過ごしております。

今日のテーマは「年末感」

中国にいると思うこと

「年末感が全くない いや、恐ろしいほど無い」

今月30日からとある仕事があり、
あー実質来年だし、もう先だからいいかあ、と思っていたのですが
ふとカレンダーを落ち着いてみると。。。

あと一週間

あれ、2011年終わりなの?と会社で一人驚いてしまいました。

日本にいれば自然と頻発する忘年会、クリスマス、そして正月特集

忘年会 会社の人とは毎週のように飲んでいるので忘年会気分は無し。
    一つある日本人の集まりの忘年会が唯一の忘年会でした。

クリスマス 一応サンタはまちのあちこちにいるけど、うーん

正月 中国にとっての正月は春節ゆえ、これまたうーん
   31日まで仕事だし… 
   暦上は1日から休みだけどなんかあるし。 うーん

ってことで、
なんの盛り上がりもなくあと5日で2011が終わろうとしています。

うーん

まあ別に悩むことではないですが、

中国はそんな感じです

(写真は、家の前のイルミネーション。なかなかきれーです。)






2011年12月20日火曜日

水漏れ修理

先週より風呂に使う給湯器からの水漏れがあり、
ちょっとひどくなってきたので、大家に頼んで修理をお願いした。
留守宅にお邪魔して作業を開始すると言う連絡をもらったのが一週間前

そして、その日帰ってきたら…
お湯が出ず。
シャワーのコネクタも外れたまま。

むむーとへこみながらもやむを得ず一日風呂を我慢。

そして翌日。
通訳の人に頼んで、
どうにか使えるような状態にして帰ってと頼んだものの…

結果はやはり使えず。

おいおい。

しょうがないので近くのホテルに行ってシャワーを浴びてきました。


さらに翌日も結局ダメ。
4日目にしてやっと復旧しました。



ただの水漏れなのになぜそんなにかかる!?

そして、だめでもせめて復旧して帰ってくれよ…









なんとなく中国的感覚を感じた水漏れ修理でした。









2011年12月10日土曜日

日本出張② 中国人とドンキホーテ




日本出張時の中国人シリーズ②です。

日本最後の夜、みんなで焼き肉を食べて、二次会へ行き、
その後、、土産を買おう、ということでドンキホーテに行きました。

みな、家族や友達からいろいろ頼まれているらしく、買うこと買うこと。

ただ、その買い方には明確な軸がありました。

それはブランド

化粧品ならカネボウではなく絶対「資生堂」
魔法瓶なら象印でなく「タイガー」
何か興味を示しても、後ろに「made in China」と書いてあれば、不要

「これは資生堂か?」と聞かれること30回
「これはタイガーか?」と聞かれること10回
「これはMade in Japanか?」と聞かれること50回くらい

最後には土産の基本、ばら撒き用のお菓子も購入。

気がついたら全員が買い物籠二つぱんぱんになってました。

そんな荷物が入るほど大きいかばんもってきてないでしょ…とかなりつっこみたくなる量。
とはいえみんな満足そうな顔をしていました。

中国人は中国産を信用していないこと、
そして日本ブランドの圧倒的な強さを痛感させられたドンキホーテでした。

日本出張① 中国人の食事量


先日日本に出張に行ってきました。

ローカル社員4人を連れての、
茨城、愛知、超弾丸4泊です。

彼らにとっては初めての日本。

たとえば、どんな飯屋につれていくか、だけで悩みどころでした。
味覚の違いはもちろん、値段がかなり悩ましい。
お金の感覚が全く違うという事実。
そんな出張の2日目の昼過ぎ、
みんな元気なく見えたので、「疲れているねえ」と声をかけたら

「腹が減ってちからが出ない」と。

初日の夜は、ラーメンと数品、
二日目の昼は会社の食堂。

私からしたら、十分、むしろ胃もたれ気味なのですが、
中国の人からしたらぜんぜん少なすぎるらしい…

一度言い始めると、
「食堂の飯は2つ食っていいのか?」
「日本飯屋はなんであれしか出てこないんだ?」
「日本人の仕事に休憩が多いのは、飯食ってないからだ」

いろいろ言いたい放題でした。

よっぽど疑問に感じてたんですね(笑)

確かにローカル社員はいつも食堂でありえない量の飯を食ってます

そのケアができなかった自分を反省しました。

一方で、
これだけ食っている中国人を相手にしていたら、
今後日本人は勝てないのでは、と感じてしまいました。

2011年11月22日火曜日

日本飛ばし


この週末は友達の結婚式に出席すべく日本へ帰ってきた。
その行きの機内
たまたま隣にすわった白人の50前後のおじさま(ボブ)がやたら笑顔で話しかけてきたので、
ちょっとおしゃべりをした。


俺「大連には仕事ですか?」
ボ「いや、妻が大連にいるんだよ。」
俺「え?そうなんですかあ。中国の方なんですね。」

ボ「写真見るか?」
俺「もちろんみせてください!!」
ボ「これだよ」

ここでいきなり写真を見せられた。
よほど自慢したいのだろう。
そして、想定していたけど最初の驚きを味わうことになる。

俺「うわ、お若いですね。おいくつなんですか?」
ボ「26だよ。」

26である。ならんでいる姿は親子にしか見えない。

俺「お帰りは一人なんですか?
ボ「あーまだビザが取れてなくてねえ。」
俺「あー結婚して間もないんですね、どうやって知り合ったんですか?」

ボ「インターネットでね。」

中国人とアメリカ人が、ネットで知り合って結婚する時代なのだ。

俺「彼女は英語は堪能なんですね。」

ボ「いやーそれがなかなか口では伝わらないんだよねえ。
だからそういうときは筆談するんだよ。」

俺「これまで何回会ったんですか?」

ボ「2回」

ボ「いやー違う文化っていうのはいいねえ
べらべらぺらぺら…
(3分くらいしゃべりっぱなし)
(幸せオーラ満開)


俺「?????」

ネットで知り合った25個くらい下の遥か異国の女性、
たった2回しか実際には会っていない。
そして、コミュニケーションが十分とれない。

それでも結婚する時代。

正直ベースで言うと、
「おい、おっさん、若い中国のお姉ちゃんにだまされてないか?」
といいたかった。

が、しかし、あれだけ幸せならいいのかもしれない。

これまでは、日本人男性が、中国の小姐と実際に会い、
愛を育み結婚してきたわけだが、

ネットで欧米人と知り合える昨今。

中国人の狙いも欧米人へとかわっていくこともあるのだろうか。

中国人留学生が最近日本に興味を無くして、
日本飛ばしが起こっているらしいが、

男女の世の中でも日本飛ばしがすすみうるんじゃないか、
ちょっと論理を飛躍させつつ、そんな気もした行きの機内であった



2011年11月19日土曜日

大連のゴルフ事情


日本人のアジア赴任につきものと言えば

ゴルフ

ということで私もこちら大連でゴルフ三昧です。

私がよくいくのが

金石灘(ジンシータン)

まず、気になるお値段ですが、正直安くないです。

日本の平日の埼玉県ってとこですね。

でもコース自体はとてもきれい。



もちろんキャディー付き。
おじさまたち(自分はまだ含まれていないつもり…)はきれいなキャディーがつくのも楽しみらしいです(笑)
キャディーへ払うチップが最近インフレしているというのが
先輩がたの悩みだとか。

距離は長く、グリーン周りもなかなかトリッキー。
ちょこっと右に打ってしまったら海、、、なんてことばかり。

ということで私のスコアは日本+10ってとこです。

こんな超打下ろしのパー3(AWを短くもつくらいでちょうどいい)も。




一度川奈の大島コースでゴルフをしたことがありますが、
気持ちよさは似ている気がします。


ということで楽しい大連ゴルフですが、難点は冬。
私も10月末をもってお休みしています。
だって寒いから…

次にやるのは3月。

次シーズンは大連で100を切りたい!



大連での家探し

大連に冬が来ました。
朝の気温は氷点下。

ユニクロヒートテックを身にまとい、
ダウンジャケットを羽織ってます。
それでもマンションの間を吹き抜ける風は身を凍えさせます。
まだ11月。
これから生きて行けるのでしょうか。

ただ、大連のいいところは、暖房。
マンションに暖気という市が供給している暖房が常時ついています
なので、部屋の中はいつもTシャツ。

一方で、外に出るまで温度がわからず。
出てから部屋に戻るのは面倒な訳で。
突然寒くなった昨日は本当に死ぬかと思いました。

そんな今日は大連の、というか中国の不動産のお話。

中国在住の人には当たり前のことをたんたんと。

こっちで家を借りるとき、
日本と一つ違うことがあります。

それは、家具がついていること。

そして、これが大家によってこれでもか、というくらい違います。

日本であれば、
部屋の間取りと環境さえわかれば、
それこそ中を見なくても決めようと思えば決められます。

しかし、こっちでそれをやろうとすると、
ちょっとリスクがあります。

まず、部屋に入った瞬間に、この部屋ダメ、となりえます。
というのも、部屋の家具の雰囲気が中華風だったりすると肌に合わない訳です。

具体的な家具の違いを挙げるとすると
例えばバスタブ。
部屋によってあったり無かったり。
そしてあったとしても、木のどうしても使えなそうなものがもあれ
ジェットバス付きの部屋もあります。

クーラーが一部屋にしかついていなかったり。
ベッドがやたら固かったり。

さらには時々全くセンスが理解できないものが現れます。

なぜか寝室にでっかいかわいいとはいえない子供の写真が飾ってあったり。
ベッドが円形だったり。
青、赤、緑、と色が変わるライトがついていたり。

実際に部屋に行って、細かいところを見ておかないと、
後で後悔する訳です。

また、部屋を借りる前に大家と交渉することができます。
「あの固いベッドを柔らかくしてくれ」
「加湿器つけてくれ」
「本棚つけてくれ」
ーそのかわり家賃を上げてもいいからー

そんなわけで、いい大家に巡り会えるかもキーです。

変な大家に遭遇した場合、
部屋を出るときにいいがかりをつけられてお金を請求されたり。
私の前任者が正にはまってました。

そんな色々をこの2ヶ月で経験しました。

ミーハーな私は最終的に家具や内装でなく、眺望を選択。

せっかく海外にいるんだし、
日本ではすまないようなところに住んだろう、と。

そのぶん、家具は少ない。
内装もちょっと適当。
よくよく部屋の隅を見ると、はめ込みの板が外れかけていたり。

なかなか面白いです。

2011年11月12日土曜日

独身記念日

昨日は2011/11/11

中国の11/11は光棍節といい、別名「独身記念日」
独身ものがあつまってパーティーとかをする日だそうです。

決して昔からあったわけではなく、20年くらい前に南京の学生が勝手に始めたのが中国全土に広まったとか。

中国人に
「今日は君の日だねえ」と言われる始末。
なんか貰えるのか?と聞いたら、
「いや、俺が何かあげても意味ないだろ、今日はがんばれよ」みたいな。

最近ローカル社員から、独身をやたらとネタにされる。
中国語学校に通い始めた、と言えば「先生は若いのか?彼女にするにはどうだ?」
日本の友達の結婚式で帰る、と言えば「週末こっちのことは全く考えなくていいぞ。やるべきことは一つだけだ」と。

完全にいじられまくり。

大連のような地方都市で、同い年で独身ってほとんどいない
彼らからしたらとても不思議なようだ。

2011年10月30日日曜日

大連で無洗米







昨日ついに自炊を開始した。

そのために必要なものはやはり「米」

近所のデパートに米を買いに行った。

買ったものはひとめぼれ 2.5kgで500円くらい。

うーん安い。

そして裏を見ていたら、、


無洗米?

日本ではほぼ無洗米ユーザーの私。

中国にもついに無洗米の波が!!とぬかよろこびしたのもつかのま

よく見ると、下には「洗米」のプロセスが図示されている…

どーいうこっちゃ…




ということで昨日もあやうく中国マジックにやられそうになった。

おそらくどこかの日本のヒトメボレの広告をぱくってきたのだろう
そして運悪く無洗米をパクってしまったのだろう。
かわいそうな中国メーカー

こういうのがあると、
そもそもヒトメボレなのだろうか…?と一瞬頭をよぎるが、
安いし、米には違いないから
素直に洗って炊いてやった。

そしてうまかった。

やはり美味しい白米と納豆とみそ汁さえあれば幸せである。


2011年10月9日日曜日

丹東旅行2011/10

国慶節直前の我が職場。
俺「あー仕事なんとかなりそうだなあ、国慶節時間あるなあ」
後輩「たしかにそうですねえ。俺どこか行きたいんですよね」
俺「うーんそうだなあ…北朝鮮」

の一言であっさり決まったツアー

行き先は丹東



大連から東へ数百キロ。北朝鮮との国境の街です。




ローカルからは、「丹東なんてブハオカン、ブハオワール」(美しくもないし、面白くもない)と断言されながらも、

「北朝鮮を中国側から見てみよう」というただの興味本位で断行。

日帰り弾丸ツアーで行って参りました。

とは言っても、行き方はよくわからず。

蘇州時代は一人でわけわからずバスにのって、
わけもわからず現地の人と飯をくったりした私も、
大連ではなんとなくチキン。

ということで、日本人向け旅行会社へ。
そしたらあらまあ高いこと。高いこと。

どんだけぼったくってんだよ!みたいな。

しかし、めんどくさがり、
かつ中国独身貴族の私と後輩は
「ま、いっか」で完全お任せとしました。

交通は、大連から車で約3時間半。

朝7時に出発し、
途中2度ほどのトイレ休憩を挟みつつ。
ついたらひとまず昼飯。

すぐそこが朝鮮、ということで韓国料理。
つめたいビビンパ。
うーんまずい。



まあ目的は飯ではないので、
いざ北朝鮮を見るべく川岸へ。




中朝を隔てる川の名前は鴨緑江。
日露戦争ではこの川をわたって日本軍はロシアへと進撃。
鴨緑江会戦として有名です。

また、朝鮮戦争では中国が北朝鮮を支援すべく、この川をわたって行きます。

日露戦争の後、日本はこの川に橋を架けます。
それが鴨緑江橋梁。








しかしその橋を通じて兵站などが供給されるのを阻害するため、
朝鮮戦争で西側諸国はその橋を破壊します。

その破壊された橋が鴨緑江断橋としてあるのが丹東です。

川についてからは
遊覧船に乗り換え、十数メートルのところまで近づきます。
あちら側には北朝鮮のひとがいて、手を振ったり。


















観覧車なんかもあったりします。










おー観覧車あるんですねえ。なんて言ってたらガイドさんが
「あの観覧車は一回もまわったことがないんですよー」
「北朝鮮は観覧車もあって楽しいとこだよ、というのを中国側に見せるためにあるんです。」

おどろきのイメージ戦略をもつ北朝鮮。

とはいっても、
どう考えても北朝鮮の人からしたら明らかに違う国が数十メートル先にあるという現実。
夜はきらびやかにライトアップされる中国側。
昼間にはなぜか近くをぐるぐるまわる船があり、
その中の人が双眼鏡でこちらを覗いてくる。

北朝鮮の人々は何を思い、何を考えているのでしょうか。

そんな遊覧船ツアーを終え、
続いてその鴨緑江断橋を行けるだけ行き、
近くの公園をちらっとみて、
さー帰宅、

…ん? まだ2時だよ。

丹東滞在3時間半…?

これでこの値段?

さすがの私たちもあっけにとられました。

みなさんお金は大切に。

丹東は、大連から高速バスを使えば、
様々なチケット込みで
日帰りで3000円程度で行けます。
(僕らは…その5倍くらい払ってます)


2011年10月6日木曜日

大連のハイキングスポット 大黒山


国慶節のとある一日。
先輩に誘われ、大黒山という大連開発区のハイキングスポットに行ってきました。

気分は高尾山って感じです。

開発区なら、TAXIで20分も走れば入口に着きます。
もちろん流しているTAXIなどないところなので、帰りの車もしっかり呼んでおきましょう。

入り口には日本語の看板も有ります。



坂はあまりきつくありません。
ふと振り返ればこんな気持ちのいい空。



坂道をてくてくあるくこと1時間ちょっと。
頂上ではないですが、建物があります。




何の建物だったのでしょうか…?


眺めは絶景。




さらに上もあるようですが、この日はこれで下山。

暑くもなく寒くもなく。
最高の一日でした。

大連の空はとってもきれいです。
ふと仕事でいきづまったときに窓の外からみえた遠くの山に
ちょこっと感動したこともあります。

蘇州から帰った直後、久しぶりの日本の空に、
「あれ、空ってこんなに大きかったっけ?」
とつぶやいた自分ですが、
大連ではそんな思いをしなくてすみそうです。