俺「あー仕事なんとかなりそうだなあ、国慶節時間あるなあ」
後輩「たしかにそうですねえ。俺どこか行きたいんですよね」
俺「うーんそうだなあ…北朝鮮」
の一言であっさり決まったツアー
行き先は丹東
大連から東へ数百キロ。北朝鮮との国境の街です。
ローカルからは、「丹東なんてブハオカン、ブハオワール」(美し
「北朝鮮を中国側から見てみよう」というただの興味本位で断行。
日帰り弾丸ツアーで行って参りました。
とは言っても、行き方はよくわからず。
蘇州時代は一人でわけわからずバスにのって、
わけもわからず現地の人と飯をくったりした私も、
大連ではなんとなくチキン。
ということで、日本人向け旅行会社へ。
そしたらあらまあ高いこと。高いこと。
どんだけぼったくってんだよ!みたいな。
しかし、めんどくさがり、
かつ中国独身貴族の私と後輩は
「ま、いっか」で完全お任せとしました。
交通は、大連から車で約3時間半。
朝7時に出発し、
途中2度ほどのトイレ休憩を挟みつつ。
ついたらひとまず昼飯。
すぐそこが朝鮮、ということで韓国料理。
つめたいビビンパ。
うーんまずい。
まあ目的は飯ではないので、
いざ北朝鮮を見るべく川岸へ。
中朝を隔てる川の名前は鴨緑江。
日露戦争ではこの川をわたって日本軍はロシアへと進撃。
鴨緑江会戦として有名です。
また、朝鮮戦争では中国が北朝鮮を支援すべく、この川をわたって
日露戦争の後、日本はこの川に橋を架けます。
それが鴨緑江橋梁。
しかしその橋を通じて兵站などが供給されるのを阻害するため、
朝鮮戦争で西側諸国はその橋を破壊します。
その破壊された橋が鴨緑江断橋としてあるのが丹東です。
川についてからは
遊覧船に乗り換え、十数メートルのところまで近づきます。
あちら側には北朝鮮のひとがいて、手を振ったり。
観覧車なんかもあったりします。
おー観覧車あるんですねえ。なんて言ってたらガイドさんが
「あの観覧車は一回もまわったことがないんですよー」
「北朝鮮は観覧車もあって楽しいとこだよ、というのを中国側に見
おどろきのイメージ戦略をもつ北朝鮮。
とはいっても、
どう考えても北朝鮮の人からしたら明らかに違う国が数十メートル
夜はきらびやかにライトアップされる中国側。
昼間にはなぜか近くをぐるぐるまわる船があり、
その中の人が双眼鏡でこちらを覗いてくる。
北朝鮮の人々は何を思い、何を考えているのでしょうか。
そんな遊覧船ツアーを終え、
続いてその鴨緑江断橋を行けるだけ行き、
近くの公園をちらっとみて、
さー帰宅、
…ん? まだ2時だよ。
丹東滞在3時間半…?
これでこの値段?
さすがの私たちもあっけにとられました。
みなさんお金は大切に。
丹東は、大連から高速バスを使えば、
様々なチケット込みで
日帰りで3000円程度で行けます。
(僕らは…その5倍くらい払ってます)
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